Kissしちゃう?
 ろうか?


 僕は早紀と一緒に試験勉強をするため、彼女の部屋に泊り込んでいた。
 

 僕はそのとき、年頃の一番いい時期にある異性相手に、全く手を出さなかった。


 すると早紀の方から、


「真二」


 と誘い文句が掛かる。


「何?」


 それから先の互いの行為は成熟した男女同士が交わすものである。


 回りくどい言い方をすれば、気持ちいいことか?


 僕自身、さすがにその手の体験に乏しかったので、恥ずかしくて照れてしまった。
 

 早紀がリードする形で続く。


 僕が早紀の言う通りにすると、彼女も頷いた。


 互いに下着類などを取って、一糸纏(まと)わぬ裸体となる。
< 12 / 111 >

この作品をシェア

pagetop