4組の恋模様
「琴葉。大丈夫か?」

「平気だよ。心配かけてごめんね。」

こんの無自覚共め。

「琴葉可愛い。」

「・・・は?」

「あったりまえやーん。琴はうちらの神様。女神。可愛いのー。」

「それそれー。断然可愛い。綺麗。泣いてる時は幼かったけどねー。」

「ちょいっ!それ以上いわんといて!あっ。」

「え。何今の。」

「あれ知らなかったの?琴葉京都出身なんだよ。時々方便出るの。ね。」

「・・・恥ずかしい。」

カタッと音をたてて座り込んだ。

「もーなにしてんの。今日もリハビリ付き合ってくれんてしょ?」

「行くわよ・・・。」

「柚菜っ!無理しないで!」

「福野。リレー。俺等は結果第一じゃねーからな。思い出作りたいだけだから。」

「・・・ありがとう。久しぶりに涙腺緩んだ〜。」

「ふふ。」

キャラは今よりテンション高め。

精神年齢幼いわ。




「な!柚菜!」

「ん・・・。」

夢の世界から帰ってきた。

「めっちゃ寝てた。」

「んで裕太・・・いるの?」

「保健室でサボってるやつがいるって聞いて。」

「別にサボってたんじゃないよ。ただ疲れたのと足熱持ってたから。」

「痛みは?」

「全然大丈夫!」

あえて明るく。

「年々嘘つくクオリティー下がってる。」

何それ。笑笑。クオリティーって何。


 
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