君の記憶の片隅に
タイトル未編集
「おはよ!しーちゃん!」
「おはよう!さっちゃん!」

同時に集まる周囲の視線。

さっちゃんこと、白河彩月は月のように凛として肩ぐらいまである綺麗な黒髪に綺麗な顔立ち。
美女と有名だった。詩織と彩月は小学校からの幼馴染だった。

詩織はいつもそばで彩月の活躍を見ては少しだけ憧れの気持ちを抱いていた。
毎日彩月と駅で待ち合わせしてそこから2人で学校へ向かう。


教室に近づくにつれざわざわと騒ぎ声が大きくなる。

「じゃあ、しーちゃん後でね!」
「うん!」
詩織は1組、彩月は4組で離れてしまったのだ。

詩織は彩月と別れ教室に入る。

「おはよっ!」
すぐに声をかけてれたのは、1組で初めて友達になってくれた未来だった。
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