君の記憶の片隅に
「未来!おはよ!」
挨拶を交わすと自分の席にいき、準備をした。
そして、何気なく授業を受けお昼休み。
詩織は人見知りで友達が多くおらず、未来は人気者でほかの人とご飯を食べに行ってしまうので詩織はいつも1人で屋上の隅っこでご飯を食べていた。

気持ちいい。
撫でるかのように優しい風が吹く。
ここに来ると全部忘れられる。綺麗な青空、気持ちのいいかぜ。すごく心地よかった。ご飯を食べ終わるとレジャーシートの上で、ゴロンと寝転んで空を見上げた。
こうすると、早くに亡くなったお母さんが空から私を見てくれている気がするから。

お母さん、元気にやってるよ。
テスト頑張るね。

詩織はお母さんに心の中で話しかけ、ニコッと笑いよし頑張るぞと教室に戻った。



この時、詩織はあとから起こる悲劇をまだ知らない。










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