俺様社長はカタブツ秘書を手懐けたい
その料理を楽しみに待っている間に、赤みがかった鮮やかなオレンジ色のスプモーニが出された。小さく乾杯すると、ついに社長が「じゃあ、本題」と切り出す。
「今日あんたを誘ったのは、引き続き口説くためだ。……ずっと欲しかったんだよ」
熱い眼差しを向け、どこか色気のある滑らかな声で求められているような言葉をかけられて、再び鼓動が速くなる。
『ずっと欲しかった』って、まさか、私のことを覚えているの──?
萎んだ期待が復活し始め、息を呑んで視線を合わせた直後、彼が続きの言葉を口にする。
「これからいろんなシーンで力になってくれそうな、あんたみたいな人材を」
「……じ、人材?」
思っていたものとは違うセリフが聞こえ、肩透かしを食らった私は間抜けな声で繰り返した。
もしかして、この人が言っているのはビジネスの話?と、ピンときたと同時に、彼は不敵な笑みを浮かべて言い放つ。
「有咲、俺の秘書になってほしい」
「秘書!?」
想像もしなかった頼みに、裏返った声を店内に響かせてしまった。
「今日あんたを誘ったのは、引き続き口説くためだ。……ずっと欲しかったんだよ」
熱い眼差しを向け、どこか色気のある滑らかな声で求められているような言葉をかけられて、再び鼓動が速くなる。
『ずっと欲しかった』って、まさか、私のことを覚えているの──?
萎んだ期待が復活し始め、息を呑んで視線を合わせた直後、彼が続きの言葉を口にする。
「これからいろんなシーンで力になってくれそうな、あんたみたいな人材を」
「……じ、人材?」
思っていたものとは違うセリフが聞こえ、肩透かしを食らった私は間抜けな声で繰り返した。
もしかして、この人が言っているのはビジネスの話?と、ピンときたと同時に、彼は不敵な笑みを浮かべて言い放つ。
「有咲、俺の秘書になってほしい」
「秘書!?」
想像もしなかった頼みに、裏返った声を店内に響かせてしまった。