憧れの彼と、イイ仲になりたいんです!
そうでないと、トラウマに勝ったことにはならない。
過去の自分に勝って、私はちゃんと素の自分を取り戻そうと決めたんだから。
素の私は、もっとちゃんと自分の意見が言えて、笑う時には笑って、怒りたい時には怒ってたんだ。
変に人のご機嫌を窺ってばかりで、ビクビクしたりオドオドしたりして、全てを諦めていた訳じゃない__。
(大丈夫。私には心強い味方がちゃんといるから)
理香子や円香。そして、私のことをもっと知りたいと言ってくれた坂巻さん。
私は三人の為にちゃんと自分を取り戻そう。
出来ることは出来ると言って、出来ないことは手伝って下さいと言えばいい__。
ぎゅっと奥歯を噛み締めて先輩を見遣った。
彼女は何も譲歩しない私に諦めたのか、急に声を明るくして「それでいいからお願い!」と言い出した。
「私の方が計算処理とかは速いもんね。分担しましょ。だから、コレお願い」
そう言うと島を回ってきて、私のデスク上から書類の束を握って去って行く。
私はそれを見てぱぁっと視界が明るくなり、慌てて「すみません!」と謝った。
過去の自分に勝って、私はちゃんと素の自分を取り戻そうと決めたんだから。
素の私は、もっとちゃんと自分の意見が言えて、笑う時には笑って、怒りたい時には怒ってたんだ。
変に人のご機嫌を窺ってばかりで、ビクビクしたりオドオドしたりして、全てを諦めていた訳じゃない__。
(大丈夫。私には心強い味方がちゃんといるから)
理香子や円香。そして、私のことをもっと知りたいと言ってくれた坂巻さん。
私は三人の為にちゃんと自分を取り戻そう。
出来ることは出来ると言って、出来ないことは手伝って下さいと言えばいい__。
ぎゅっと奥歯を噛み締めて先輩を見遣った。
彼女は何も譲歩しない私に諦めたのか、急に声を明るくして「それでいいからお願い!」と言い出した。
「私の方が計算処理とかは速いもんね。分担しましょ。だから、コレお願い」
そう言うと島を回ってきて、私のデスク上から書類の束を握って去って行く。
私はそれを見てぱぁっと視界が明るくなり、慌てて「すみません!」と謝った。