憧れの彼と、イイ仲になりたいんです!
「小山さん!」


休憩時間が終わり話し合いの場に戻ると、室外で俺を待ち構えていた坂巻が心配そうな顔つきで走り寄ってくる。


「どうでしたか?彼女達、少しは反省してましたか?」


もうに二度と同じことを繰り返したりはしませんよね?と聞きたがる奴に、「全部シークレットだ」と言って教えてやらなかった。


「だけど、もしも次に同じことがあったしても、その時はお前が彼女を助けに行くんだろ。
あの後どうせ彼女とは上手くいって、お互いの気持ちを確かめ合ったんだろうから」


不貞腐れて話すと若干照れた様な顔つきに変わる。
それを苦々しい面持ちで見つめ、まあ仲良くやれよ…と言って肩を叩いた。


「でも、いいか坂巻、絶対に彼女を泣かすなよ」


そんなことをしてみろ。
俺は絶対にお前を許さないからな。


ジロッと睨み付けてから側を離れる。

坂巻は俺の睨みに一瞬だけ怯んだが、午後の話し合いではそれも忘れた感じで臨み、自信に満ち溢れた表情で、自分の意見をしっかりと述べていた。


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