憧れの彼と、イイ仲になりたいんです!
イケメンには免疫ナシ
資料作りが終わったのは午後九時近く。
流石に部署内には、私と坂巻主任以外は誰も残っていなくて……。
「お疲れ様」
最後の資料をホッチキス留めしているところへ声をかけられた。
目線を向けると坂巻さんがデスクの側まで来ている。
「……お疲れ様です」
手伝って下さってありがとうございます…とお礼を言わなくてはいけないのだけど、どうもイケメンには免疫がない所為か、眩しいばかりで声にはならず。
「しかし、君には呆れるな」
ポロッと言われた一言にズキッと胸が痛む。
資料を手から離さずに固まっていると、それを彼が奪い取ってしまい……。
「この資料作りを一人でするつもりだったのか?頼んだ相手も相手だが、引き受ける方もどうかしてるよ」
自分が手伝ってもこの時間。一人だときっともっと遅くまで掛かってただろう…と予測する。
「すみません…」
別に悪いことをした訳じゃないんだけど、やはりどうにも自分の所為の様な気がしてくる。
項垂れる私を見て、坂巻さんも溜息を吐き出す。
それを聞くと、更に肩身が狭くなる。
流石に部署内には、私と坂巻主任以外は誰も残っていなくて……。
「お疲れ様」
最後の資料をホッチキス留めしているところへ声をかけられた。
目線を向けると坂巻さんがデスクの側まで来ている。
「……お疲れ様です」
手伝って下さってありがとうございます…とお礼を言わなくてはいけないのだけど、どうもイケメンには免疫がない所為か、眩しいばかりで声にはならず。
「しかし、君には呆れるな」
ポロッと言われた一言にズキッと胸が痛む。
資料を手から離さずに固まっていると、それを彼が奪い取ってしまい……。
「この資料作りを一人でするつもりだったのか?頼んだ相手も相手だが、引き受ける方もどうかしてるよ」
自分が手伝ってもこの時間。一人だときっともっと遅くまで掛かってただろう…と予測する。
「すみません…」
別に悪いことをした訳じゃないんだけど、やはりどうにも自分の所為の様な気がしてくる。
項垂れる私を見て、坂巻さんも溜息を吐き出す。
それを聞くと、更に肩身が狭くなる。