手をつなごう
「えっ、唯ちゃんが来たって…………。
まぁ、そうだよなぁ。
彼女は、誰よりも周りが見えるから……。
自分のことも、同じだけ見てくれたら………心配しないのに。」

相変わらず唯ちゃん、唯ちゃんの悠。

「そっ!
お店まで、心配して来たのに………ほっとくなんてしないでしょう?
だから、オレの大切な人ではないの。
それより、連絡が入るかもしれないから……切るよ。
何かあったら教えて。
悠達、遠足の準備で忙しいでしょう?オレが動くから。」

「うん。お願いします。」って……電話は切れた。

彩ちゃんの熱は……………悠のせいかもなぁ。

言っても仕方のないモヤモヤを………呟いてみる。

ホント、恋愛って……

何年経っても、毎回……初心者だよなぁ~

好きと嫌いの2つなのに……。

そういえば、唯ちゃんって……悠が好きなの??

…………っていうか………あの子って……恋愛したことあるのかな?

さっき初めてまともに話したけど……

本当に何も染まってない、真っ白なイメージがした。

あの子相手だと………

悠も彩ちゃんも………大変だろうなぁ。

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