【完】武藤くんって甘くない
授業中、確かに聞いてても授業の内容は頭に入ってこない。


武藤くんの言う通りだぁ。


バカな女の子が嫌いなら、少しでも賢くならなくちゃ。


授業を必死で聞いてみる…ノートもまじめにとって、たまに武藤くんをチラチラ盗み見。


頬杖をついて教科書を眺めている。


そんな姿も素敵。


「あー…早く席替えしてぇ」


ボソッと武藤くんが呟くのを聞いてしまった。


あたしの隣が嫌ってことですかね。


ひどい…。


「武藤、問三の答えは?」


突然先生が武藤くんを指名。


問三は難しいよ!


先生のイジワル!


ここはあたしが…うーん、全然わかんないよ。


ゆっくりと立ちあがった武藤くんは難なく答えて静かに着席した。


「すっ…すごい、問三は超難問だよ!?武藤くんって天才なの?」


「…は?」


あ、やばい。


お前がバカなんだろ的な視線が痛い。


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