バイバイ☆ダーリン【愛犬ルークは見た編】U^エ^U 完結致しました
嵯峨野家では、長年子供達や花音達の癒しとなってくれていたルークの葬儀が、しめやかに動物供養をする寺で執り行われた。

季節的にも、人間だけでなく犬や猫などの動物にも厳しい夏の時期には、多くの天国へ旅立ったペット達が飼い主に伴われ、抱えられてやって来ている。

嵯峨野家の大切なペットであったルークも、動物病院でもらった綺麗な水色の箱に入れられて、たくさんの百合の花で飾られていた。

彼らの葬儀も人間のものの進行と同様に行われ、荼毘に付されるのだが、世の中には色々な考えの人がいて、ペットなどにそんな…と言う者もあるだろう。

しかし、やはり、人間と同様に、飼い主や家族の区切りとして、この様な寺があることはありがたいと、花音達は考えている。

「ルーク…今は苦しくなくなったかしら…」

帰宅すると直ぐに、ルークの遺影に話し掛ける花音。

本当に家族皆、ルークが大好きだったよと、手を合わせてありがとうと言う。

ルークは、その頃、犬友(ダチ公:ルーク談)が遅ればせながら迎えに来てくれて、仲良く天国へと旅立って行った。

犬生とは短いけれど、それでも懸命に生きたルークを…皆は一生忘れない。

バイバイ☆ダーリン【愛犬ルークは見た編】
U^エ^U
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