片付けられない女


「あたし……自信ないよ。お姉ちゃん、どうすればいいの!?」


「うーん……」



お姉ちゃんは散らかり放題の部屋をぐるりと見渡した。



「あぁ、この部屋はコウタくん仕様だね」


「コウタ仕様??」


「そう。ちょっとしたことでも面倒だと思わない、几帳面な彼がつくった部屋だよ」


「……よく分かんない」



首を傾げるあたし。

お姉ちゃんは「たとえば……」と言って、ソファに放置されているテレビやDVDプレーヤーのリモコンを手にする。


< 78 / 94 >

この作品をシェア

pagetop