片付けられない女
「あたし……自信ないよ。お姉ちゃん、どうすればいいの!?」
「うーん……」
お姉ちゃんは散らかり放題の部屋をぐるりと見渡した。
「あぁ、この部屋はコウタくん仕様だね」
「コウタ仕様??」
「そう。ちょっとしたことでも面倒だと思わない、几帳面な彼がつくった部屋だよ」
「……よく分かんない」
首を傾げるあたし。
お姉ちゃんは「たとえば……」と言って、ソファに放置されているテレビやDVDプレーヤーのリモコンを手にする。