剱聖伝
《ハァ…ハァ…》
肩で息をしながら戦況を
確認しようと周りを見渡す
が、視界がぼやけてピント
が合わない。
《血を流し…すぎたか》
傷口を押さえた手に、ヌル
リとした感触が伝わる。
このままでは本当に死んで
しまう。ソリオンはまわり
に味方を探し、気を探るが
やられてしまったのか、見
つける事が出来なかった。
それどころか逆に…
《…殺気》
ソリオンの近くには、いつ
の間にか複数の敵が殺気を
撒き散らして近付いて来る
のがわかる。
《…まだ…だ》
ソリオンの手が額当てを
握る。
そう…力の解放。
全ての気穴を解放する事に
より絶大な力を得るが、そ
のあとは動く事すらままな
らない両刃の力である。
今の状態で解放するなど
自殺行為に均しい。
ソリオンはそれを覚悟で
解こうとしていた。
《タダじゃ死なんさ…》
そして、額当てを取ろうと
した時、声を聞いた。
その声は何処か威圧的だが
優しく温かい…
《神も…まだ…》
ソリオンは顔を天に向け、
そう呟いた。
肩で息をしながら戦況を
確認しようと周りを見渡す
が、視界がぼやけてピント
が合わない。
《血を流し…すぎたか》
傷口を押さえた手に、ヌル
リとした感触が伝わる。
このままでは本当に死んで
しまう。ソリオンはまわり
に味方を探し、気を探るが
やられてしまったのか、見
つける事が出来なかった。
それどころか逆に…
《…殺気》
ソリオンの近くには、いつ
の間にか複数の敵が殺気を
撒き散らして近付いて来る
のがわかる。
《…まだ…だ》
ソリオンの手が額当てを
握る。
そう…力の解放。
全ての気穴を解放する事に
より絶大な力を得るが、そ
のあとは動く事すらままな
らない両刃の力である。
今の状態で解放するなど
自殺行為に均しい。
ソリオンはそれを覚悟で
解こうとしていた。
《タダじゃ死なんさ…》
そして、額当てを取ろうと
した時、声を聞いた。
その声は何処か威圧的だが
優しく温かい…
《神も…まだ…》
ソリオンは顔を天に向け、
そう呟いた。