君が眠る時には
『美月、大丈夫。俺は美月の味方だから』
『あお……ありがとう』
この時からだ。
この時私はあおに恋をした。
人生で初めての恋、つまり初恋。
あれから10年以上たった。
しばらく会ってないけど、あおに体する気持ちは変わってない。
それどころか日に日に大きくなっていってる。
この恋だけは絶対に実らせたい。
あおのそばにほかの女の子がいるなんて許せないから。
「先生、私頑張るよ。入院する」
「そうか。はやく退院出来るといいね」
ううん。
あおがいるなら退院なんてしなくてもいいかもしれない。
「あおの病室ってどこ?」