君が眠る時には

君が眠る時には


あ……また触ってる。


今日唇に触れたのは何度目だろう。


昨日の感触がまだ消えない。


初めてした好きな人とのキス。


なんて言うか、幸せだった。


あんなことされたら会いたくなっちゃうじゃん。


検査の日だから会えないけどさ。


あーあ。


早く明日にならないかな。


そう思って寝っ転がった時、突然携帯がなった。


遥さんからだった。


通話ボタンを押す。


「は…」


「雪ちゃん!!」


え?
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