君が眠る時には

「葵くん。診察の時間だよ」


「え〜。めんどくさい」


「またそんなこと言って。ほら、横になって」


なんか、微笑ましいな…。


葵はお医者さん達と仲がいいみたいで、笑いながら話している。


その様子を見つめていると、後ろから遥さんに声をかけられた。


「雪ちゃん、病室からでるよー」


「え?中にいないんですか?」


「診察の時間は、お見舞いの人は外にでてなきゃ行けないんだ」


あ、そーなのか。


てか、病室でやるんだ。


小説とかマンガの中だと、入院している人でも診察室で診察を受けるのに。


新しい発見を不思議に思いながら病室を出た。


少しの間の沈黙。


「遥さん」


「ん?」
< 26 / 187 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop