君が眠る時には
そのあと遥さんは私を家の近くまで送り届けてくれた。
「じゃあ、またね」
「はい」
またね、か。
なんだか不思議だ。
この前別れた時は、もう会うことはないだろうと思っていたのに、弟と連絡先を交換するまでになるなんて。
葵は苦手なタイプだったけど、そんなに嫌じゃなかったかもしれない。
あいつの言う通り、同い年ってこともあるのかな。
同年代の人と会うのなんていつぶりだったのだろう。
しかも私と話したいだなんて、嫌だけど、少しだけ、嬉しかった。
部屋でテレビを見ていると、スマホがなった。
葵からLINEがきてる…。
"今日はごめん"
"俺はずっと病院にいるから"
"暇な時は遊びに来てな"
……ずっと、ね。
そう言えば、遥さんも言っていた。
葵はずっと病院の中にいるから暇なんだよ、って。
ずっと?
今までも、これからも、ずっと?
「じゃあ、またね」
「はい」
またね、か。
なんだか不思議だ。
この前別れた時は、もう会うことはないだろうと思っていたのに、弟と連絡先を交換するまでになるなんて。
葵は苦手なタイプだったけど、そんなに嫌じゃなかったかもしれない。
あいつの言う通り、同い年ってこともあるのかな。
同年代の人と会うのなんていつぶりだったのだろう。
しかも私と話したいだなんて、嫌だけど、少しだけ、嬉しかった。
部屋でテレビを見ていると、スマホがなった。
葵からLINEがきてる…。
"今日はごめん"
"俺はずっと病院にいるから"
"暇な時は遊びに来てな"
……ずっと、ね。
そう言えば、遥さんも言っていた。
葵はずっと病院の中にいるから暇なんだよ、って。
ずっと?
今までも、これからも、ずっと?