はちみつドロップス
まさか自分がとった兄想いな行動が原因なんて夢にも思っていない。



皇楽の不機嫌絶頂な顔を振り返りながら訝しげに見上げる藍楽の後ろで、



「これで貸し借りナシね?」



ニタッと笑う天の顔は、六限目の皇楽に負けないくらい勝ち誇った嫌味な笑顔を浮かべていた。




< 22 / 228 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop