暴君陛下の愛したメイドⅡ【完】

もしかしたら倒れないかもなんて思っていたところもあったけど、やはり体力の限界だったみたいで、しかしスフィア様を無事助けられて取りあえず安心。


私に出来る事も終わり、後はアルヴァン様の対応に任せる他ない。

「私は少し…眠りますね」

力を使った後だからか、それともスフィア様を助けられてホッとしているの。

急に襲いかかる睡魔に私は勝てるはずもなく、抱きしめるようにして身体を支える陛下にそう言葉をかけると腕の中で静かに目を閉じた__________。



< 243 / 368 >

この作品をシェア

pagetop