暴君陛下の愛したメイドⅡ【完】


「ぜひ明日もお願いするわ」

嬉しそうなスフィア様の声が二人しかいない庭園に響く。

そんな姿に私までもが嬉しくなって、口元が緩む。

「……………では、今日はもう中へ戻りましょう。おやつでもご用意致します」

私はそう言って微笑むと、暗い暗いあの部屋へと戻った。



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