強引な彼の甘い溺愛に囚われて!

裏をめくると、そこには…


「電話番号と…ラインのID……」

「そ、俺の。なんかあったときのために登録しといて」



嬉しい…嬉しすぎる。

准一さんの電話番号とラインのID。

達筆にも関わらず綺麗な字で見つめてしまった。


いってきます!と私は正門へ。

准一さんは教員専用の裏口へと向かい別れた。





「おっはよーっ!マキ~遅かったね」

「ゆき、おはよう!朝はごめんね」


教室に行くと、すでにゆきのは教室にいて。

こないだ仲良くなったばかりの男の子の輪の中に当たり前のように入っていて少しビックリした。

もうそこまで仲良くなったんだ。



「おっマキちゃん、おっはよーっ!」

「え……?あ…おはよう…ございます」


ゆきのが私と話していると後ろから一人の男の子が声を掛けてくれた。

確か…

ゆきのがイケメンじゃないかって話してくれた西野君って名前だったような。
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