独占したい、甘々に。【完】
「そんな変わった?自分じゃ、あんまり分かんないけど」





いやいやっ変わりすぎてるよ…!





昔は私より背も低かったし、細くて華奢で…





それなのに今じゃ見上げる程大きいし、筋肉だって結構ついてるみたいで…





先ほど抱きしめられたことを思い出し、再び頬をピンクに染めた。





さっ、さっきのは忘れないと…!


もうっ、なに思い出しちゃってるの~!





「悠乃は変わりすぎだよっ!昔はあんなに可愛かったのに」





「そういえばさっき紗雪、俺のことカッコいいって言ってたよね」





悠乃はニヤリとした笑みで私を見ていた。





「だって本当にそう思ったから…私は可愛かった頃の悠乃しか知らないし、今でもちょっと信じがたい…」
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