独占したい、甘々に。【完】
そんな話をしていると私たちは体育館へと着き、すでにほとんどの生徒たちが集まっているようだった。





「ほら、もうすぐ始まるから席に並びなさい」





それから数分して校長先生の姿が見えたかと思うと、長い長い挨拶は私が睡魔に襲われているうちに、無事終了していた。





…あ、ついつい寝ちゃってた。

どうか、誰にもバレていませんように…





そして大きな欠伸をしつつ、ちーちゃんと教室へと戻ると、秋のメインイベントである文化祭についての話し合いが行われた。





「えーではまず、出し物についての案がある人は挙手してください」





そういえば、ちーちゃんに悠乃の話ってほとんどしたことないよね。


今度お昼の時に、話し聞いてもらおっかな。


ちーちゃんと悠乃が仲良くなれたら嬉しいし!





私が他のことを考えている間に、学級委員を中心とした話し合いが始まっていた。





もうすぐ文化祭か~懐かしいなっ





確か1年生の時は、お化け屋敷をやったんだよね。


あれからもう1年経ったんだ。


みんなで準備したり、色々案を出し合ったりして楽しかったな。
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