*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!

 「すぐそこだから」と言った彼の言葉の通り、本当にすぐ、車は停められた。

 (修平さんが寄りたいところって、ここ?)

 修平さんは車のエンジンを切ると、シートベルトを外しドアノブに手を掛ける。
 私も彼に続いて車から降りた。

 目の前には昨日もアンジュと歩いた河原が広がっている。
 私は、この河川敷を修平さんとアンジュと一緒に歩くのが大好きだった。

 (修平さんはどうしてここに?)

 訳も分からずにただ彼の後ろ姿について歩く。
 一メートルほど離れていても見上げるほどに背の高い、その彼の髪を夕風が揺らしているのを、私はただ黙って見つめていた。

 修平さんの背中も、その向こうの川面も、沈みかけた夕陽に照らされてキラキラとオレンジ色に揺れている。

 川のすぐ手前で修平さんは足を止めた。
 
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