*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!
蔵書点検は雨宮さんの助力を得てそれまで以上に順調に進んだ。
蔵書のバーコードの読み込みは土曜日の間に済んでしまい、ハンディターミナルに読みこんだデーターをデータベースと照合して、翌日からは行方不明の資料の捜索を開始した。
雨宮さんは若くして分館館長に就任したということから、きっとものすごく仕事が出来る男性なんだろうとは思っていたけれど、私の予想を遥かに上回るほどの仕事の速さで、驚くばかりだった。
所定の場所に無い資料を探す時、なぜか雨宮さんはすぐにどこからともなくその本を見付けてくる。
そんなだから私たちの担当する書架の本は順調に点検され、日曜日の昼過ぎには割り当てられた蔵書の点検を全て終わらせることが出来た。
自分たちの持ち場が終わった私と雨宮さんは、他の館員の手伝いに回って、そのおかげか予想していたよりも早く蔵書点検が終わりに近づいたのだった。