私と英雄の物語


「ふざけるなっ!」


って綾人を叩いていたけどよくよく考えたら今はそんな暇はなくて、


「ってか入学式じゃん!早く行くよ!?」


とか言いながら綾人の手を引いて再び走り出した。


「いけいけー走れなったん(爆笑)」


なんて人の気も知らないで余裕そうな綾人。

腹を立てながらも無我夢中で走っていたら、いつの間にか綾人が私の手を引いて走っていて

屋上まで連れてこられていた。


「ねぇ?!何やってんの!入学式出ないとダメじゃん
!!」


って私は焦ってるのにあいつは余裕の表情で、そこがまた腹立つ…

< 3 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop