はつ恋【教師←生徒の恋バナ】
明かりを点けてない部室は、時間が経つにつれて暗くなっていく。



薄暗くなった今なら、良いかな?って思った。



「パパ、娘としてのワガママ聞いてくれる?」



「内容にもよりますが、何でしょうか?」



「ちゅう…していい?」



私はそう言うと、坂下の頬を指でつついた。



「構いませんよ、どうぞ。」



坂下はそう言うと、右の頬を私の顔に近づける。



軽く、チュッとキスしてみた。



「娘からのキスは10数年ぶりですね、やはり嬉しいものです。」



そんなに喜んでくれるなら…。



私は、左の頬にもキスをした。



「ワカが嫌でなければ、私も宜しいでしょうか?」



坂下が、私の頬を撫でながら尋ねた。



嫌なワケ無いし!



首を縦に振ると、坂下は唇のすぐそばにキスを落としてくれた。












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