はつ恋【教師←生徒の恋バナ】
部員全員を集めて話した内容は、文化祭のことだった。
今年は、全員にステージパフォーマンスをしてもらうという。
大方、3年が私の処遇に難色を示したのだろう。
もう、面倒なことはゴメンだ。
ってか、文化祭の話するにはちょっと早すぎるんじゃない?
そう思っていたら
「今から頑張っても追いつかない人、いるんじゃないんですかぁ?」
1年がそう言いながら、こっちを見た。
「はなから、参加する気無ぇし。」
野田先輩が苦笑いしながら呟くので、思わず聞いてしまった。
「じゃあ、何で書道部入ったんですか?」
「2年に上がる前、入部を強制させられて仕方なく…。」
今の3年は、最初から全員が部活に入らなくても良かったんだっけ…。
「1番サボりやすいとこ、選んだ?」
「当たり。」
「先輩、バックレるなら付き合いますよ?」
「才媛の口から、そんな言葉が出るとはね…。」
お互いに顔を見合わせて笑っていると、机を叩く音が響いた。
机の上に乗せられた手から先を、視線で追っていくと…。
眉間に皺を寄せた坂下が、私たちを見下ろしていた。
今年は、全員にステージパフォーマンスをしてもらうという。
大方、3年が私の処遇に難色を示したのだろう。
もう、面倒なことはゴメンだ。
ってか、文化祭の話するにはちょっと早すぎるんじゃない?
そう思っていたら
「今から頑張っても追いつかない人、いるんじゃないんですかぁ?」
1年がそう言いながら、こっちを見た。
「はなから、参加する気無ぇし。」
野田先輩が苦笑いしながら呟くので、思わず聞いてしまった。
「じゃあ、何で書道部入ったんですか?」
「2年に上がる前、入部を強制させられて仕方なく…。」
今の3年は、最初から全員が部活に入らなくても良かったんだっけ…。
「1番サボりやすいとこ、選んだ?」
「当たり。」
「先輩、バックレるなら付き合いますよ?」
「才媛の口から、そんな言葉が出るとはね…。」
お互いに顔を見合わせて笑っていると、机を叩く音が響いた。
机の上に乗せられた手から先を、視線で追っていくと…。
眉間に皺を寄せた坂下が、私たちを見下ろしていた。