だから何ですか?
最悪だ・・・。
月曜の朝から頭が働かない。
自分のデスクで頬杖ついて、目の前にある企画書を眺めながらも頭にあるのは別の事。
それに訂正だ。
朝からじゃない。
金曜の夜からずっと。
やはり恋愛事は仕事に影響するものなんだな。と改めて悟って手に持っていた書類をデスクに放って。
はぁぁと何度目かの溜め息を漏らして背もたれに寄りかかったタイミング。
「幸せ逃げ放題」
「・・・・井田、」
「この前はサラッと逃げてくれちゃってどーも」
「悪かったよ、」
「別に、亜豆さんも抜けてたから人数としては丁度良かったし」
ヒョイっと俺のブースに姿を見せたのは金曜の合コンでもはっちゃけてくれていた井田で。
一応勝手に抜けた謝罪を口にすれば、特別問題はないとあっさり笑って返される。
それ以上の突っ込みがないところを見ると俺と亜豆の関係に勘づいてはいないらしい。
いや、別に隠すつもりはないのだから勘づかれても問題ない筈なのに。
何で今少しホッとしたんだ俺。
と、自分に突っ込みつつもその要因は突き詰めれば今の悩みに繋がるだろう。
どうやら修正テープを借りに来たらしい井田に引き出しを開けてそれを取り出す。