だから何ですか?









なんだかんだ気がつけば夕方の時刻だ。


恙なく進んだイベントに立ち会って、井田の休憩も終わって今は自分が控え室でコーヒー片手に携帯を弄る。


携帯の画面に映し出されているのはメール画面で、もちろん相手は亜豆の名前。


なんて事ない現状報告と待ち合わせ確認と。


【色々トラブったけど、恙なく進行。8時に観覧車前の広場だよな?】


と、連絡をいれれば、なぜか返ってきたメールの一言目は【おはようございます】


今起きたのかよ。と、思わず小さく吹いて、待ち合わせ場所も間違いないとの確認を読む。


それにしてもまた観覧車か。


指定してきたのは亜豆の方で、今日なんかは特にカップルが多いんじゃないか?なんて思い突っ込んだのも記憶に新しい。


でも、カップルっぽくって楽しいじゃないですか。なんて、とことんクリスマスに浮かれてやろうじゃないかという亜豆の意気込みには逆らわず。


それに、なんか悪くない。


今が夕方の18時になるくらいだ。


19時には上がれる筈で、観覧車の広場には20時までにギリで行けるだろう。


あと僅か。


はぁっと、開放感にも似た息を吐き、椅子に座りながら背伸びをして脱力。


気が抜けるとやっぱり疲労も増して眠くなるな。


そんな事を思いながら口にコーヒーを運びメールに意識を向ける。


だけどめ視力の良いはずの目がボヤけて霞み、カクンとなった瞬間に『ああ、ダメだ』と、仮眠の決行。


終りには小田と井田が来て起こしてくれる筈だし。と、虚ろに思って意識を手放した。



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