だから何ですか?
「___ん、・・・さん、・・伊万里さん、」
「んっ、」
最初はトントンと軽く叩かれるような感覚。
でも、はっきりと頭に言葉が届くと同時にゆさゆさと揺すぶられて瞼を開け始めた。
それでもボンヤリとした頭は継続で、一瞬自分の置かれてる状況が分からずに惚けてしまう。
ここどこだ?なんて思考の合間にヒョコッと顔を覗かせて来た姿で視界が陰る。
「・・・小田っち」
「目、覚めました?もう少し寝かせてあげたかったんですが、さすがに時間が」
「ん、悪い。大丈夫、今会場行く」
「あ、いえ、会場の方もだいぶ片付いてスタッフさんも少人数ですよ」
「・・・・・はっ?」
なかなか働かない頭でも聞き取った言葉は妙に響いて目が覚める。
何を言っているのかと呆けていると、困った様な笑みを浮かべた小田が笑いかけてきて。
「一応、終りにも声をかけたんですが伊万里さん寝込んで起きなくて、」
「・・・・」
「私と井田さんで終りには立ち会いましたから。あとは明日のフィナーレに顔出しくらいですかね」
「・・・・・終わった、」
「はい、」
無情。