だから何ですか?
「『好き』・・・それだけなんだよ」
「あっ?」
「亜豆の計算は『好き』っていう感情の解放。それに対しての見返りまでは考えてない。ただ、自分が『好き』だって事を言いたかった知ってほしかった。・・・それだけ」
「・・・・・」
「だから、『だから何だ?』と追及してもそこまでは用意していないから『だから何だ?』と返される」
「そんな・・・馬鹿だろ。言うだけで満足って・・・相手の反応あってやっと恋愛になるわけだろ、それを、」
「ククッ、だーかーらー、亜豆は見返りある恋愛がしたいんじゃないんだよ」
「はっ?」
「お前に『恋』してるだけなの」
「・・・・・・・・」
「あれでいて、超純情無垢少女なだけなんだよ」
『お分かり?』
そんな響きを持ってして言いきられた言葉にただひたすらに唖然呆然。
言われている言葉は言葉として意味を理解出来る。
ただ、それをあの亜豆の姿にはめ込もうとするから混乱を起こしているだけで。
だって、えっと・・・あの亜豆だぞ?
どう見てもクール&ドライビューティーな出来るお嬢さんの様な亜豆だぞ?
印象に強いのは屋上で一人凛とした姿で煙草を噴かす姿。
誰も必要ないとばかりに強く見える姿は客観的視感で綺麗だなと単純に思ってもいた。
大人の女性だと。