彼氏の上手なつくりか譚
22>>背中を押してあげるべし。





いくつになっても、お祭りはテンションが上がる。


着なれない浴衣、下駄の鼻緒が擦れて、少し痛いけど、そんなこと気にならなくなるくらい、この雰囲気は素晴らしい。


どこからかいい匂いがしてきて、目移りする屋台。


そんな屋台で囲まれた道を提灯のぼんやりとした明かりが照らし出す。


江戸時代の人たちも、今の私たちと同じような気持ちだったのかなあ。


これが粋ってやつなのかなあ。




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