愛してるからこそ手放す恋もある

そしてアリシド皇子が来日して三日後、アリシド皇子を見送りの為私達は空港へ来ていた。

「梨華、世話になったな?もし、気が変わったらいつでも我が国へ来るが良いぞ?私は梨華を諦めた訳ではない。私の後宮へ入れば、なんでも欲しいものを与えてやるぞ?」

この人はまだそんな事を言って…
リラ姫無しではいられないのに…

「待っていた…」

待って貰っても私の意思が変わることは無いと伝えようとしたが、私の前にボスがわって入った。

「أنها عديمة الفائدة تماما. هي ملكي!」(それは待つだけ無駄なことです。彼女は俺のものだ!)

え?ボス…

いつ覚えたのかボスは悠長なアラビア語でアリシド皇子へ宣言した。アリシド皇子は微笑んだ。

「شهر العسل جيدة قادم إلى اليابان. حاولت دعوة. سوف نلتقي مرة أخرى يا صديقي!」(新婚旅行は我が国へ来るとよい。私が招待しよう。また会おう我が友よ!)

アリシド皇子は、ボスと握手を交わし、そして私にハグをし、リラ姫の待つ母国へと帰っていった。




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