私を救ってくれたのは君でした。
「そうなんだね。なんか鶴谷くんらしくないこと言うけど」

「ははっ、そうか?だよな、俺ってばいつもまともなこと言わねぇし。

でよ、俺とみてくれねぇか?」

「えっ」

「………ちげーよ。大事な人のかわりに、一緒にみてくれ」

「・・・いいよ」

「ありがとう」

「総長……」

川鷺さんはそう呟いた。
そして唇を強くかんだ。

「なんで、あなたなんですか」

川鷺さんは、ボソッと呟いた。

「鶴谷くん、なんでそんなに必死なの?」

「え……」

「なんで私なんかを、救ってくれようとしてくれるの?」

「それは……」
< 10 / 82 >

この作品をシェア

pagetop