オオカミ回路 ♥️ うさぎスイッチ(処体験ガール再編集)
初めて、花美に声かけられたときから、


もう……

きっと……スキになってた。

そう、自覚したら……


愛しくて…


「…こ…怖か……った…」

「…うん」


愛おしくて、たまらない。

抱きしめる腕に力がこもる。


「…佐々…くん……」

「…ん?」


この状況で、オレの名前を呼んだことが、たまらなくうれしくて……


「お…怒んない…で?……こわ…いよ…」

「……」


怖いって、オレのことかよ。


「…ささ…くん」

「…あ~…ごめん…」


バカ花美…、誰のせいでこうなってると思ってんだよ。

でも……、許す。


初めて花美からオレに、会いに来てくれたから。

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