死線ーシセンー(スローペースで更新)
ーーー翌日。


気分は最悪だ。

泣きすぎた目は腫れてしまったから。

今の私は絶対ブサイクだろう。

こんな顔でみんなと顔合わせたくない。

かと言って、家にいてまたママの小言を聞くのは、もっと嫌だ。

仕方なく私は学校へ行く支度を始めた。



しかし私にとって最悪なのはこれからだってことを、この時はまだ知らなかったーーー。



「夢、おはよー‼……って‼どうしたの!?」

凛がギョッとした表情で私を見てくる。

「え……?」

「目腫れてる。何かあったの……?」

凛を見たら、もう我慢できなくなった。
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