死線ーシセンー(スローペースで更新)
しばらくすると、周りの鉛筆の音もだいぶ減っていた。

みんなもう解き終わった様子で、既に寝ている人もチラホラ。

ふと時間を見ると、残り十分まで迫ってきていた。


私は最後に回答の書き忘れや、ミスがないかチェックすることにした。


そして……。


「やめ‼」

先生の声で、私は鉛筆をそっと置いた。

気づかないうちに呼吸するのも忘れていたのか。

額からは大量の汗が吹き出していた。


大丈夫……今までよりも点数はいいはず。

そう、胸張っていいはず‼

今の私は自信がある‼

自然と私の口が緩むのがわかった。
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