異世界で学校の王子様が奴隷になっていました
「おはようございます」
着替えを済ませた私のところへ侍女が朝食を持ってくる。
朝は何か予定がない限り家族では食べないのだ。
しかし今朝からは今までとは違いふたり分が用意されている。
そう、優斗のぶんだ。
侍女が並べ終わるのを確認すると鍵をつかみ優斗の部屋へ向かう。
ドアを開けると椅子に座った優斗がこちらを見ていた。
「おはよう」
「おはようございます」
優斗の顎をつかんで顔をながめる。優斗は顔を歪めたが視線はそらさずこちらを見ている。
「なんですか」
「いや」
顔色も悪くないしクマもない、しっかり寝れたようだ。
そのことを確認し、手を離す。
「朝食がきた。先に食べてるから準備が出来たら来なさい」
鍵を開けたまま部屋を出ると朝食が並べてある椅子につく。