嘘つきお嬢様は、愛を希う
「普段はコンタクトなんだよ」
「なんか、意外」
「今どき普通だろ。……つかいつまでそんなとこ突っ立ってんだ。早く入れ、部屋が冷える」
それもそうだ。
言われるがまま私がおずおずと中に入ると、理月はおもむろに立ち上がってこちらにやってくる。
「腹減ったか」
「え?」
「夕飯あんまり食べなかっただろ。なんか用意してやるからその辺座ってろよ」
くしゃっ、と。
なんだか不器用な手つきで私の頭を撫でて、理月はキッチンへと歩いていく。
「え、」
……なに、今の。