柴犬のお尻愛好会

項垂れていると、メロの瞳と目があった。


メロのつぶらな瞳は澄んでいて、俺の方が悪いことしている気分になってくる。



俺はもう一度ため息をつくと立ち上がり、副島を見下ろした。


散歩に付き合えばいいんだろう。散歩に。


で、お尻を見た結果、入部しませんって断ればいい話だ。



「行くか、散歩」

「はい! ちょっと待ってください」



副島は嬉しそうに瞳を輝かせると、散歩の準備をした。


俺は犬を飼ったことがないのでよくわからないが、

ティッシュとか、ビニール袋とか、水を入れたペットボトルとか、色々と必要らしい。



副島とメロと一緒に副島の家を出ると、街はオレンジ色に染まっていた。

< 17 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop