柴犬のお尻愛好会
「わ、わかりまし……あ。わ、わかった。頑張る」
敬語で言いかけ、すぐに言い直す。
俺は思わず吹き出した。
クラスメイトにため口で喋ることの何を頑張るんだろう。
「な、なんで笑うんです……あ、笑うの」
「面白いから」
「え、ええ?」
「それより、メロが早く行きたそうだぞ」
副島を見ていたメロは、今は道の匂いをかいで、リードの許すところまで先に行っている。
「あ、はい。それじゃ、わたしの後ろで」
「お、おお」
言われた通り、メロを連れた副島の後ろ一メートルほどのところを歩く。
赤毛のメロのお尻は白く、ぷりっとしたお尻を左右に揺らしながら歩いている。