柴犬のお尻愛好会
ウォーキングロードは道沿いに緑がたくさん植樹されていて、ベンチもおかれている。
同じように散歩している人や、近くの住宅街へと帰宅する人がちらほらと歩いていた。
気になりだすと、それらの人々が俺を見ているような気になってしまう。
俺が見ているから見られるだけでは、とも思うのだが、
この道は街灯が少なく、いくら緑が多くで散歩に向いていると言っても、
日暮れが近い今の時間では不審者が出ないか心配になりそうな道だ。
俺が不審者と間違えられる可能性も高い道とも言えるかもしれない。
不安になった俺は、早歩きで副島の横に並んだ。
副島は俺を見て、首を傾げる。
「どうしたんです? 横並びだと、肝心のお尻が見えないでしょ」
「あーそうだな……」
メロを見ると、副島の先ではなく横に並ぶ癖があるのか、副島の横からではお尻は見えない。
「でも、もう十分にお尻は堪能したから」