柴犬のお尻愛好会
俺は副島の顔は見ず、荒木だけを見て言った。
「副島の設立した、柴犬のお尻愛好会って同好会にもう入ったから」
「柴犬の、お尻?」
荒木が怪訝な顔をしたので、俺は恥ずかしくなった。
「細かいことは聞くな」
「そ、そっか……。でも、俺はいつまでも待ってるからさ。いつでも戻ってこい」
荒木は俺の肩をぽんと叩くと、歩いて場を離れた。
俺は荒木の背中を見ていた。
すると、「中村くん!」と副島がいきなり俺の手を掴んできた。
「は、え」
何なのか理解できずにいると、副島が爆弾発言を投下した。
「入部、ありがとうございます!」
「あ」