キャバクラ黒服体験…トキメキ
このハスキー声の主は、¨なみ¨と言う名前だ。
後でこのバイトをはじめるのにかなり勇気をもらう女の子である…
隣の部屋には女の子が数人と黒スーツに不精髭の男がカウンターの中に立っていた…
黒スーツはマネージャーだった…
『マネージャー!うちなぁ〜……』
『マネージャーこれ見て〜…』
なんとも楽しげな雰囲気だった…
女の子はカラフルな露出の高い服に、濃いめの化粧…私には目のやり場に困る状況だった…
面接は簡単なもので、マネージャーは履歴書に目を通したらすぐに
『明日からこれる?』
と聞いてきた…
まだ迷いがある中、とにかく、やるしかない気持ちしかなかったので
『はい、これます…』
心では、どーしよ〜!ゆうてもたっ!って叫んでいた…
翌日、昼間の仕事を終え、7時には出勤する為、コンビニ弁当を車の中で食べていた…
不安で食べた気もせずに、マネージャーに言われた黒のズボンに白いカッターシャツを着て、店のあるビルへと向かった…
なんとも複雑な気分…
何不自由なく普通の生活しか知らなかった自分が水商売の仕事をしにいこうとしてる…
果たして自分に合ってるのだろーか?
この服、髪、大丈夫か?
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