臥薪嘗胆の主
「社長〜ただいま……あれ?社長は?」
社に帰ると、部屋は真っ暗で奥の部屋に1人寝ていた千流。
「…いない。」
紫水が呟いたその意味はきっと、“楼もいない”ということだろう。
「ったく、どこ行ったんだ…」
紫水は社長と楼がいないと気づくとすぐに出て行った。
「…どうする?」
「鈴音はここにいろ。俺は紫水の後を追う。」
そう言って俺はすぐに紫水のあとをおった。
稜真side end
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