臥薪嘗胆の主



「社長〜ただいま……あれ?社長は?」





社に帰ると、部屋は真っ暗で奥の部屋に1人寝ていた千流。






「…いない。」






紫水が呟いたその意味はきっと、“楼もいない”ということだろう。








「ったく、どこ行ったんだ…」










紫水は社長と楼がいないと気づくとすぐに出て行った。









「…どうする?」








「鈴音はここにいろ。俺は紫水の後を追う。」








そう言って俺はすぐに紫水のあとをおった。










稜真side end







< 27 / 225 >

この作品をシェア

pagetop