みだらな天使
今日の授業が残り一限となったところで、ようやく七海さんからメールが届いた。
“奏ちゃん、授業何時に終わる?”
“あと一時間で終わります。”
すると“じゃあその頃に校門の前に車停めて待ってるね”とのメールが届いた。
結局、朔の体調には触れられておらず、どんな様子なのかがわからない。
授業の内容なんて全く入らなくて、ただただ窓の外を眺めては、早く朔に会いたいと願っていた。
でも、七海さんが来るだけで、朔も一緒とは限らないし…
もしかしたら、また放課後いきなりパーティーに駆り出されるのかもしれないし…
いろんな予想を思い浮かべては、消え…
行き着くのは、やっぱり今朝の朔の、頰へのキスと、その熱が高かったこと。
授業の終わりを告げるチャイムと共に、私は荷物をカバンに入れて、急いで教室を後にした。
“奏ちゃん、授業何時に終わる?”
“あと一時間で終わります。”
すると“じゃあその頃に校門の前に車停めて待ってるね”とのメールが届いた。
結局、朔の体調には触れられておらず、どんな様子なのかがわからない。
授業の内容なんて全く入らなくて、ただただ窓の外を眺めては、早く朔に会いたいと願っていた。
でも、七海さんが来るだけで、朔も一緒とは限らないし…
もしかしたら、また放課後いきなりパーティーに駆り出されるのかもしれないし…
いろんな予想を思い浮かべては、消え…
行き着くのは、やっぱり今朝の朔の、頰へのキスと、その熱が高かったこと。
授業の終わりを告げるチャイムと共に、私は荷物をカバンに入れて、急いで教室を後にした。