虹色diary〜あなたはゲイに偏見はありますか?〜
やがて、
作者が幼稚園に通い始めて間もなく。
妙な違和感を感じ始めました。


ある日、
いつものように
祖母と一緒に幼稚園バスを待っていると
同い年の子がお母さんに手を引かれ後からやってきました。


そして、
作者と祖母の顔を交互に見てこう言ったんです。


「どうして○○くんのおうちは、いつもおばあちゃんがおくりむかえするの?」


その子の問いに
作者は答える事が
出来ませんでした。


すると、
その子のお母さんは
素早くその子を抱き上げ
少し離れた場所へ連れて行き
何やら話をしていました。


子供ながらに
きっと、怒られているんだ
という事は分かりましたが
なぜ怒られているのかは
この時の作者には分かりませんでした。
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