虹色diary〜あなたはゲイに偏見はありますか?〜
言い終わったと同時に、
頬を思いっきりひっぱたかれました。


一瞬、
何が起きたのか分からず、
ボーッとしていると、


先生は一呼吸置いてから、
ゆっくりと話し始めました。


先程のような怒った口調ではなく
とても優しい口調で。


「○○君の気持ち、先生には分かるよ?先生ね、小さい時に事故で両親亡くなったのよ。それから大変だったんだから!親戚の家に預けられて散々イビられて。」


まるで、
冗談を話しているかのようでした。


そう思えるくらい、
先生は笑顔で坦々と話していたんです。
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