虹色diary〜あなたはゲイに偏見はありますか?〜
第3章 友情と愛情の狭間で(前編)
「桜の蕾も膨らみ、春の訪れを告げる…以上、生徒代表1年A組○○○」


真新しい、
少し大きめの学ランに
袖を通し、


声変わりが、
始まったばかりのような
少し幼さの残る声。


髪の毛は
天然パーマなのか、
緩くウェーブ掛かっており、
少し茶色い。


その生徒は、
作者の知らないような難しい言葉を並べ、式辞を読み上げていました。
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